NMRデータを用いた代謝物同定/定量解析 Chenomx NMR Suite
Chenomx NMR Suiteは、血液や尿といった各種化合物が複雑に混ざり合っている生体サンプルのNMRスペクトルから、生体内の代謝影響における"安全性・毒性"や" 生体状態のメカニズム"を解析する上で重要な「代謝物の同定と定量解析」を行う総合プラットフォームです。創薬研究領域では、代謝によって薬物が生体内でどのように変化し、その変化した物質が生体にどのような影響を及ぼすのかを解析する「代謝・毒性予測」へのニーズが高まっており、更に性差・年齢差・個人差・時間差による代謝メカニズムを定量的に捕らえることが出来る「Metabolic Profiling」手法は、安全性・毒性だけではなく将来の診断手法の手がかりとしても研究が進められています。
Chenomx NMR Suiteは、このようなニーズに対し、生体から簡単に採取可能なサンプルを非破壊にて分析できるNMRデータを使用し、約290種類にも及ぶ代謝データセット(ライブラリ)と特許所得した独自技術を用いて、混合物物質の同定と定量を一度に行うことが可能な「新薬研究」及び「疾患検出」のための強力なツールです。
Chenomx NMR Suiteは5つのモジュールから構成されています。
Chenomx Processor
Chenomx Profiler
Targeted Profiling
Chenomxライブラリを用いて代謝物を同定/定量し、代謝物と濃度リストが作成されるSpectral Binning
スペクトルをBinning(バケット積分)し、積分値とピークエリアリストが作成されるTargeted Binning
単なるBinningではなく、Chenomxライブラリを用いて、各代謝物毎の積分を実施。代謝物と積分値リストが作成されるResidual Binning
Targeted Profilingで同定できなかったスペクトルに対してのみBinningを実行する※ 統計解析ソフトとの連携
Profilerの種類の解析手法で作成された各結果リストは、SIMCA-P+/Excelフォーマットへの出力が可能で、統計ソフトにおいて更に解析を行うこともできます。例えば、Umetrics社製SIMCA-P+プログラムで解析する場合には、PCA(主成分分析)・PLS-DA/(O/O2)PLS-DA(判別分析)を実行することで、各種マーカー候補の特定が出来、更にはSIMCA法を用いてグループの識別(例:疾患と健常、性差、投与差など)も可能です。
※ 外部データベースへのリンク
ライブラリ内の各化合物は、PubChemを初め、ChEBI、eMolecules、HMDBへのリンク機能がついています。(インターネット接続可能なPCのみ)これにより、代謝化合物の詳細情報の確認をすることが出来ます。
Chenomx Library Manager
| Profiler内で使う化合物ライブラリを設定・構築するツールです。独自のミニライブラリの作成や、ライブラリに含まれていない新規化合物の登録なども可能です。 |
Library Manager画面 |
Chenomx Spin Simulator
ライブラリ内に含まれていない新規化合物をライブラリに登録するための、1次シミュレーションツールです。スピン情報の定義やスピンースピンカップリング情報を用いた、より効果の高いシミュレーションが可能です。Chenomx Compound Builder
Spin Simulatorで作成した理論的なモデルから、総合的なクラスターをフィッティングさせる機能を持つツールです。化合物のフルアサインやカップリング情報の全てを解読する必要はなく、容易に新規化合物をライブラリに登録することが可能です。参考文献
下記ホームページをご参照ください。http://www.chenomx.com/publications/#Publications
稼働環境
OS: Windows XP Professional / Vista、MacOSX(10.5以降)、Linuxメモリ:1024MB以上推奨
ディスク容量:30MB以上推奨
JAVA:JAVA1.6以上対応
多変量解析ソフトウェア SIMCA-P+




