Elements
大規模メタボロミクス解析ソフトウェア
複雑な実験結果をまとめグラフィカルに表示
Elementsでは 数百に及ぶ MSやMS2スペクトルデータを効率的に解析するパラレル処理を行い、多次元検索とスコアリングを伴うアルゴリズムによって代謝産物を同定します。 定量解析結果は様々な区切り方で色分け表示可能です。m/z、保持時間、名前や分子式 などで 代謝産物について検索をかける事ができます。NISTやHMDBスペクトルライブラリーに対して検索・結果閲覧が可能であるほか、自身で保有するオリジナルのデータベースも使用可能です。
Elementsについて
定量・変動解析
ヒートマップの色分けやカットオフの基準をユーザーで自由に編集可能です。実験データの編成・再編成もインタラクティブで簡単にできます。データの柔軟なカテゴライズを駆使して大量のデータを解析する事ができます。各種検定にも対応しています。
統計手法・スコアリング
各種繰り返し実験を統計的に適切に処理し、全データや選択データでの定量解析を行う事ができます。同定判定は、誤差(精度)、MS2 ライブラリとのマッチング度合い、同位体分布のマッチング相関、ピークの質の評価などの要素を元に判断されます。Elementsでは繰り返し検索しながらできるだけ多くの代謝産物を同定するようにしています。また最先端で信頼性のあるノンパラメトリック手法によって標準化・解析を行っています。標準化は内部標準やサンプル間の強度分布を元にしています。
結果検証とリファレンス情報
構造式やMS2スペクトルのリファレンススペクトルをはじめとした代謝産物の詳細情報をチェックできます。KEGGのパスウェイ図、PubChem、HMDB、ChemSpider などへのリンクもあります。MS2スペクトル とのマッチングや予測同位体分布などを確認しながら代謝産物同定結果を検証する事ができます。
ElementsとSIMCAの併用
Elementsと多変量解析ソフトウェアSIMCAを組み合わせることで、メタボロミクス解析データから多変量解析へのワークフローを簡単に実現することが可能です。
データアクセス・対応フォーマット
- 研究室間の協力・データアクセスが容易
– 無料のビューワーが公開・提供されており、解析結果のシェアが簡単
– Elemetnsの採用フォーマットであるMetDBのファイルはSQLのオープンフォーマットに対応
– すべてのグラフは各種発行用途に合わせた形式でエクスポート可能 - 装置メーカー別rawファイルフォーマットに対応
– Thermo
– ABSciex
– Agilent
– Bruker
– Open Source File (mzML, mzXML)
※記載の商品名等は各社の登録商標、または商品の場合があります。