SKIN-CAD
経皮治療システム解析
SKIN-CADは、経皮吸収モデル(皮膚透過・体内動態モデル)に基づいて開発した、薬物の皮内・体内動態解析ソフトウェアです。 SKIN-CADは薬物の皮膚透過性や体内動態に関するパラメータをもとに、皮膚透過量や血中濃度を予測することが可能です。
また、皮膚代謝・結合の影響、血流への吸収、イオントフォレシスの効果、PK-PD相関など、経皮治療システムの研究に有用なソフトウェアです。SKIN-CADは九州工業大学情報工学部生命情報工学科の東條角治教授の監修によるソフトウェアです。
SKIN-CADについて
SKIN-CADの特徴
- パラメータ入力方法の簡易性
- シミュレーション結果と実験結果の比較
- デバイス張替えに対する計算
- 透過促進剤の評価
- イオントフォレシス対応
- 皮膚代謝、皮膚結合などに対応
右図:パラメータ入力例
シミュレーションモデル
- 皮膚透過モデル(2層膜または1層膜)
- 薬物溶解マトリクス製剤/皮膚透過モデル
- 薬物分散マトリクス製剤/皮膚透過モデル
- 製剤コンパートメント/皮膚透過モデル
インプットパラメータ
- 製剤適用時間、適用面積
- 製剤からの薬物放出特性(製剤内拡散係数、含有量...)
- 皮膚の構造(角質層の厚み、皮膚血流までの距離...)
- 薬物の皮内拡散係数・分配係数
- 体内動態パラメータ(1-、2-、3-コンパートメントモデル)
- 皮膚結合に関するパラメータ(Langmuir型 / Freundlich型)
- 皮膚代謝に関するパラメータ(Michaelis-Menten式 / 1次反応式)
- イオントフォレシス適用に関するパラメータ(電気反発:Nernst-Planck式 / 電気浸透)
- 薬力学(Pharmacodynamic)パラメータ(直接反応モデル / 薬効コンパートメントモデル / 間接反応モデル)
アウトプットデータ
- 累積透過量
- 血中濃度
- 皮内/製剤内薬物濃度分布
- 薬効強度
稼働環境
OS:Windows 7, 8, 8.1, 10 / 64bit版含む
メモリ:64MB以上(128MB以上推奨)
ハードディスク必要空き容量:20MB以上
※記載の商品名等は各社の登録商標、または商品の場合があります。